ペットとして人気のアカミミガメ(ミドリガメ)、アメリカザリガニが6月1日、生態系への影響が深刻だとして、国の「条件付特定外来生物」に指定されます。アカミミガメは縁日の出店などで、アメリカザリガニは川や池で採って飼育した経験がある方もいると思います。これまで通り家庭で飼い続けられる一方、屋外に逃がすことは違法になります。東北地方環境事務所に新たな規制の注意点を聞きました。

■飼育継続はOK、「慌てて放さないで」

 大きく変わるのが、池や川などの野外に放したり、逃がしたりすることが外来生物法の規制で禁じられる点です。容易に逃げ出すことが分かるような状態に置き、逃げ出した場合も当てはまります。違反すると、3年以下の懲役、または300万円以下の罰金が科されます。

 「規制が始まるということで、慌てて屋外に放さないでほしい。家庭で飼っている分には問題ない」と野生生物課の担当者は説明します。

 新たな個体の輸入や販売なども禁じられますが、川や池で捕獲し、ペットとして飼うことは引き続き問題ありません。ただ、環境省は飼い主に対し、①最期まで責任を持って飼う②やむを得ず飼育が難しくなったとしたら、友人や知人ら他の人に無償で譲り渡す―ことを求めています。これらができない場合、飼い主が殺処分に責任を持つ必要があります。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/8cdfbd18b7c7e0d9fc50971906af67bbd2ff0c89