卸売市場のウェブサーバーから不審メール 乗っ取られたか
盛岡市中央卸売市場のウェブサーバーからフィッシング詐欺との関連が疑われる不審なメールが勝手に送信されていたことがわかり、中央卸売市場はサーバーが何者かに乗っ取られたとみて詳細を調査しています。
盛岡市中央卸売市場によりますと送信されたメールは英語で、還付金があると書かれたり、入金を確認するためのアクセス先などが記載されたりしていて、フィッシング詐欺との関連が疑われるということです。
職員などが送信した形跡はなく、卸売市場はサーバーが何者かに乗っ取られ、なりすましメールを送っていたとみています。
このメールは、確認できる範囲では今月8日から送信されていたということで、卸売市場はサーバーを外部から遮断する措置をとり、ウェブサイトは19日夜の時点でアクセスできなくなっています。
メールがこれまでに何件、送られたかやメールで被害が起きたかなどは分かっておらず、卸売市場で調べています。
このメールの送信は、ウェブサイトのプロバイダーが気づき、9日に市場側への連絡を試みましたが、市場が、担当者が異動したあとも連絡先を更新していなかったために連絡が取れず、19日に盛岡市に連絡して発覚しました。
盛岡市中央卸売市場は「発覚が遅れたために被害が拡大した可能性もあり、深くおわび申し上げます。いち早く安全を確保して復旧に努めたい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20230519/6040017723.html