◆いちばん多い出身地はどこ?
調べた結果を先に示そう。怪獣たちの「出身地」ベスト5は次のとおりだ。

第1位……東京(37匹)

第2位……宇宙(25匹)

第3位……地底(18匹)

第4位……異次元(17匹)

第5位……海底(6匹)

なんとなんと、最も多くの怪獣を輩出している地域は「東京」だった!

地球生まれの怪獣160匹のうち、実に37匹が東京出身。

占有率は23%で、極度の一極集中だ。

狭い東京のどこに、これほどの怪獣がいるのだろうか?

具体的に挙げると、グドンやドドンゴが「奥多摩」、タッコングが「東京湾」、コスモリキッドが「多摩川」。

確かに、東京で怪獣が出るとしたら、そのあたりという気がする。

だが、都市部も平穏ではない。

住宅地の土管の落書きからはガヴァドンが登場し、マンションが怪獣になってビルガモが出現し、いまの東京都庁が建つあたりからは、ツインテールとグドンが現れた。

油断なりませんなあ、東京は。

それにしても面積2194km²の東京に37匹。

つまり59km²に1匹が出現するわけで、モーレツに濃密だ。

これに近い面積の地域を探すと、世田谷区が58.05km²、大田区が61.86km²。

東京の皆さん、いつ怪獣が出ても不思議ではありませんぞ。

しかし、これで幼い頃からの疑問が解けました。

筆者はテレビを見ながら「なぜ怪獣は、東京にばかり現れるのだろう?」と思っていたのだが、別に理由はない。

ヤツらは地元をうろつき回っていただけなのだ!