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性教育などに関する発信を続けているタレントのSHELLYさんが衆議院・法務委員会に参考人として出席。
「同意ない性行為は的確に処罰する」など性犯罪の成立要件を見直す刑法改正案の審議に参加した。
SHELLYさんは「No means No。嫌と言ったら、そこまで」「Yesのみが同意」などを訴えた。

今の国会で、性犯罪の成立要件を見直す刑法改正案の審議が行われている。法案の柱の1つは「強制性交罪」を「不同意性交罪」に変更すること。
犯罪が成立する要件を見直し、構成要件に『暴行・脅迫』に加えて『アルコール・薬物の摂取』『経済的・社会的関係の地位の利用』など8つの行為を具体的に示した。
こうした行為によって“同意しない意思”を表すことが難しいとされる状況下での性行為を処罰の対象としている。

法律の壁で苦しんできた被害者らが強く求めてきたもので、「同意のない性交を許さない」というメッセージとなる。
この審議の参考人として、タレントのSHELLYさんは次のことを国会で訴えた。

“性的同意”をどう根付かせればいいのか、国会で訴えたのは、性教育などについての発信を続けているタレントのSHELLYさん。
「嫌よ嫌よも好きのうち」という言葉がある日本。性行為の同意については個人差が大きく、「ノー」と言いづらい風潮もあると主張した。

SHELLYさん
「性的同意と言えば『No means No』。みなさん聞いたことあると思います。
嫌と言ったら、そこまで。お酒を飲んでようが、彼のお家に遊びに行こうが、2人でホテルに入ろうが、
性行為がある程度始まって、2人とも裸で行為が進んでいってたとしても、
やっぱり止めよう、ここまでにしよう、ってどっちかが言えば、ストップ!そこまで。それ以上したら、性暴行です。
この理解を本当にとにかく早く進めたいと思ってます。ただ実はこれももう一昔前の話です。
今は『Yes means Yes』。『イエスのみが同意』という理解が進んでいます。
なぜなら、ノーと言えない人がいます。ノーと言えない関係性があります。ノーと言えない状況もあります。
なので、したい、しようよ、という積極的な同意のみが同意というふうに捉えられているというのが、今世界的な理解になっています。
『嫌よ嫌よも』という言葉も、この現行の法律ができた明治時代の話ですので、そんなことを言って、色んな被害者を傷つけたり増やしたりするようなことはもうやめましょう」