先進7か国首脳会議(G7サミット)に招待されたインドのナレンドラ・モディ首相が読売新聞の書面インタビューに応じた。
主要20か国・地域(G20)議長を務めるモディ氏は「G7とG20の連携協力は、差し迫った世界的課題に対処するのに役立つだろう」とG7との連携強化に期待を示した。
途上国や新興国など「グローバル・サウス」の課題解決に向け、国際社会をリードする決意も強調した。
モディ氏は「地政学的な緊張が食料やエネルギーの供給網を混乱させた」と指摘し、
「国際社会が発展途上国の核心的な懸念に対処し続けられるよう、日本や同様の考えを持つ国と協力していく」と連携の必要性を訴えた。
ロシアのウクライナ侵略を巡っては、「国家の主権と領土の一体性尊重に基づく国際秩序を強く支持する」と表明し、国連憲章や国際法を重視する考えを示した。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230520-OYT1T50041/