街で突然大きな声出す「変な人?」トゥレット症のウーバー配達員の素顔 語りはジャンポケ斉藤(オリコン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d117ece1c5e4d89df11b83c72e7b41387ec29e34
CBCテレビは、ドキュメンタリー『僕と時々もう1人の僕~トゥレット症と生きる』を28日深夜1時28分から放送する(東海ローカル)。
街で突然大きな声を発する人を見て「変な人?」と思ったことがあるかもしれない。しかし取材を通じて出会ったのは、そんな単純なことでは語れない「深い悩み」に直面している人たち。彼らには時々「もう1人」の自分が出現し、勝手に声を出したり、体を動かすのだ。
1000人中3人から8人がこのトゥレット症に苦しんでいると推測するデータもあるという。ランスの医師によって報告されて138年になるが、いまだ確固たる治療法はない。
鹿児島市出身のウーバー配達員、28歳のあべ松怜音(あべ=木へんに旧字体の青)さんは「あいよ!」「やばいよ!」「うっせ~よ!」という大声を15秒に1回のペースであげながら、バイクで名古屋の街をかけまわる。常に耳栓代わりのイヤホンをつける。
街中で出会った人に自分の行動を真似され続け、ある日「やめてもらえませんか…」と詰め寄ったが、相手は「僕じゃないし…」と言い逃れた。自分でもコントロールできず、怜音さんの口ぐせは「すいません」「ごめんなさい」。そんな怜音さんに「千葉市にきて小学生に話をしてほしい」とある教育学部の学生からのお願いメールが届いた…。
地上波放送後、6月10日からYouTube「CBCドキュメンタリーチャンネル」と在名民放4局配信サービス「Locipo」で配信。
■構成・統括:大園康志(CBCテレビ)コメント
およそ1年前。 記者が夜遅くに出前を頼みました。持ってきてくれた配達員の男性はトゥレット症の患者であることを打ち明けて配達してくれました。そこから取材はスタート。30人以上の患者の皆さんのさまざまな状況も直接うかがうことになりました。 誰もが生きやすい世界であるべきで、この病を1人でも多くの方に知っていただきたいと制作しました。お笑いトリオ、ジャングルポケットの斉藤慎二さんのナレーションでナビゲートします。