こんにちは、勝間和代です。今日お話したいことは、本を読んだ内容についてです。
実は、多くの人が驚くことなんですが、本を読んだ後に内容を忘れることを気にする人がたくさんいます。でも、それは当たり前のことなんですよ。
本を読んだ時は一瞬短期記憶に残りますが、意識的にはあまり残らないんです。しかし、それが中長期の記憶になることで、あとで思い出すことができるんですよ。
他の本を読んだ時に「なんか知ってるなあ」と感じることがあります。実はそれは、昔に読んだ本の内容が頭に残っているからなんです。
たとえば、昔に読んだ本のアイディアを思いついたと思ったら、実はそれは昔に読んだ本のアイディアだったりするんですよ。
つまり、私たちの意識と無意識の境目は曖昧なのです。しかも、意識っていうのは実は全体のうちのごくわずかな部分でしかないんです。97%は無意識のまま、すべてのことを操作しているんですよ。
本なんかは、意識的にするものだと思われがちですが、実は無意識の方に残っていることが大半なんです。
だから、本を読んだ後でも、その内容は無意識の中で公平に流れています。
そして、何か新しいアイディアを出す時には、昔読んだ本や覚えていることがつながって思い出されることもあります。
また、本を読み返すときには驚くほど内容を覚えていることもあります。だから、読書は意識ではなく無意識にするものだと思います。
内容的には意識的には忘れてしまっても、それでも気楽に読書ができるようになると思いますので、ぜひ読んでみてください。
私はよく本を聞くんですが、近所の読み上げサービスやAudibleなんかを使っています。
これを使うと、本に覚えていないつもりでも、どこまで聴いたかが記録されているんですよ。私はそれを聴いていると、「これ知ってるな」と感じることがあります。
つまり、そのエピソードを口から言えなくても、聞いたらわかるぐらいのレベルで覚えているんです。そんな感じで、読書はもっと気楽に、ラフな感じで楽しんでいただければと思います。
映画やドラマのようなものだと思って、気軽に読書していただけると、ハードルが下がると思います。ぜひやってみてください。
https://youtu.be/Habb1osqpdw