カンヌで北野武監督の6年ぶり新作「首」公式上映…観客総立ち、西島秀俊さん「胸がいっぱい」

【カンヌ=松田拓也】南仏カンヌで開催中の第76回カンヌ国際映画祭で23日夜(現地時間)、「カンヌ・プレミア」部門に出品されている北野武監督の6年ぶりの新作「首」が公式上映された。

「首」は、本能寺の変を北野監督の独自視点で描いた作品で、日本では今秋に公開予定。この日の上映には、出演した西島秀俊さん、加瀬亮さん、中村獅童さん、浅野忠信さん、大森南朋さんも出席した。

上映中には時折、笑いが起き、終演後にはスタンディングオベーションがわき起こった。マイクを手渡された北野監督は、「どうもありがとう。今度はもうちょっといい映画で来ますのでよろしくお願いします」とおどけつつ、歓声に応えていた。

別会場で日本メディアの取材に応じた北野監督は「細かいところがウケていたので、次回作はお笑いをやらないといけないな、と思いました」と笑いを誘いながら、「カンヌが温かく受け止めてくれたので、日本のお客さんも同じように喜んで見てくれたら幸いです」と呼びかけた。

西島さんは「何度か映画祭で上映に立ち会っていますが、今までの中で一番、素晴らしい上映だったのかなと、感動している。胸がいっぱいです」と感慨深げに語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b84fc9fc296a41927493a655e2933afc7240bb23

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