北野武監督、13年ぶりカンヌ参上 6年ぶり新作『首』に各国ファン熱狂 「もっと良い作品を作ってまた来ます」夫人と手つなぎレッドカーペット

北野武監督(76)による6年ぶりの新作映画「首」(11月23日公開)が23日(日本時間24日未明)、フランス南部で開催中の第76回カンヌ国際映画祭で公式上映された。上映後、約5分に及ぶスタンディングオベーションに包まれた世界の巨匠は「意外に細かいところが受けていたので、次回作はお笑いをやらないと」とニンマリ。上映前には夫人と手をつないでレッドカーペットを歩き、世界の注目を浴びた。

約141分に及ぶ映画のエンドロールが流れると、1人、また1人と立ち上がり、惜しみない拍手を送った。

約5分間に及ぶスタンディングオベーション。北野監督はマイクを握ると、「今度はもっと良い作品を作ってまた来ます」と照れた。

6年ぶりの新作「首」はコンペ部門の枠に収まらない作品の提供を目的として2021年に創設された「カンヌ・プレミア」部門に日本実写作品として初選出。この日のチケットは発売と同時に即完しており、1068席を埋め尽くす超満員の観客が殺到した。

同作は、北野監督自ら演じた羽柴秀吉や西島秀俊(52)扮する明智光秀らの愛と憎しみを描く戦国時代劇。リアルな殺害シーンなど残酷な描写も多いが、得意のブラックユーモアが随所にちりばめられ、観客からは何度も笑いが起きた。

北野監督は「久々に大画面で見てまぁまぁかなって感じ(笑)」と手応えを口に。「意外に細かいところが受けていたので、次回作はお笑いをやらないといけないな」と冗談交じりに語った。

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