大阪維新の会の笹川理(おさむ)・大阪府議(41)=4期目=が後輩の宮脇希・大阪市議(36)に無料通信アプリ「LINE(ライン)」で不適切なメッセージを送るなどのハラスメント行為をしていた問題で、8年前に宮脇氏から被害申告を受けた松井一郎前代表(当時は幹事長)が25日、府庁で報道陣の取材に応じた。

 松井氏は「当時、(メッセージの)内容を精査すべきだった。対応に甘い部分があったと反省している」と述べ、内容を把握していれば、笹川氏を「除名」すべきだったとの見解を示した。一方、「週刊誌報道で彼の全てを否定するのも違う」として、笹川氏の進退については「次の選挙で府民の判断を仰ぐのがいいと思う」と述べた。

 松井氏によると、2015年に宮脇氏から相談を受けた際、笹川氏の言動が「不適切」だと判断。本人を呼んで口頭で注意、指導したという。しかし、メッセージの内容までは精査せず、党紀委員会を開くなど組織的な対応もしなかった。松井氏は「8年間、宮脇さんが傷ついたまま過ごしていたのなら、本当に申し訳ない」と話し、「今は民間人だが、維新を創設し、運営してきた立場として府民の皆様におわび申し上げる」と陳謝した。

※略※

https://news.yahoo.co.jp/articles/7488f36b7a1e9d4209c33c90409b847be170bb09