東京・江東区は、物価高騰の影響を受ける商店街や家計を支援しようと、プレミアム率30パーセントの商品券の申し込みを受け付けていて、区内限定で使える専用アプリを活用することで、地域の活性化につなげたいとしています。
江東区が今月15日に抽せん申し込みを始めたプレミアム商品券は、当選するとことし7月から使えるもので、プレミアム率は30パーセント、1万円分購入すると1万3000円分購入ができます。
去年は、区内の対象店舗でキャッシュレス決済した人にポイント還元を行いましたが、事業者から、手数料の負担が大きいとの指摘が出たほか、還元されたポイントは区外でも利用できるため、地域の活性化に十分にはつながらないという課題もありました。
このため、ことしは、デジタル商品券として、江東区内だけで使用可能な専用アプリを導入し、事業者の手数料負担もなくしたということです。
デジタル商品券の購入は、区内に住んでいない人でも購入可能な一方、同時に販売される紙の商品券については、区内に住む人に購入が限られています。
申し込みは来月2日が締め切りで、区は、発行数を去年の2万セットから14万セットへと大幅に増やし、地域経済と家計の支援を強化するとともに、区外からも足を運んでもらい、江東区の魅力を知ってもらいたいとしています。
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