隣の住人は80代後半で孤独死
加藤さんが暮らす都内のアパートは築50年。家賃が2万5000円と格安なので、同じような独居の高齢者が多いという。

「隣の住人は80代後半だったのですが、少し前に孤独死してしまったんです。生前に話したときに
『生活保護を受けないんですか?』と聞いたら、『恥ずかしいからイヤだ』と。

私も年金と合わせて生活保護未満の収入しかないので、悩んでしまいます。今はなんとか働けていますが、この先どうなるのかと……」

生活保護を受けない理由は…
加藤さんも生活保護を求めてしかるべきだと思うが、「田舎にいる肉親に役所から連絡がいくのが心苦しい」と、
眉をひそめる。また、金融資産が数十万円あるので、生活保護が受理されづらいそうだ。

「だからいよいよ働けないとなったら、株をパーッと使ってなくすしかないのかなと。自分の体調と相談ですね」

掲示板でのケンカが孤独感を薄めてくれる
結婚もしておらず、交流する友人もいないが、「ネットが趣味なのが救いだ」と話す。

「掲示板サイトに書き込んだり、チャットGPTを使ったり……いい話し相手になってくれるんですよ。たまに掲示板で
ケンカもしちゃうんですが、それが孤独感を薄めてくれているのかもしれませんね」

ネット書き込みの裏には孤独を抱えた高齢者の姿がある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d369920297080f6392431b2fdc37ea0062533be4