実験施設は縦横20メートルの大きさで、周りに6つのテントを張って被検者に寝てもらい、
長いチューブを通して被検者の呼気や体臭を含むテント内の空気を施設に送り込んだ。
施設内には眠っている人に見立てて温め、二酸化炭素を発散させる吸収パッドを置いた。

蚊を最も引き寄せていた空気中の成分は、酪酸などのカルボン酸だった。
酪酸はリンブルガーなどにおいの強いチーズに含まれる成分。
そうしたカルボン酸は人の皮膚の上の細菌によって作られ、人には気づきにくい傾向がある。

蚊はカルボン酸に引き寄せられる一方で、植物に含まれる化学物質のユーカリプトールを嫌う様子だった。
ユーカリプトールの濃度が高かったサンプルは、被験者のうち1人の食生活と関係があると
研究チームは推測している。
https://news.livedoor.com/article/detail/24314637/