“冬の使者”として人々の心を奪うハクチョウが、農家を困らせています。

岩手県平泉町の田んぼでは北に帰れないハクチョウに稲の苗が倒される被害が出ています。

町では花火を使って追い払う作戦を展開していますが果たしてその効果は…

井上智晶アナウンサー
「平泉町の田んぼですが、いました。5羽のハクチョウが田んぼの中を歩いています」

5羽のハクチョウがいたのは平泉町長島の田んぼです。

人が近づいても人間慣れしているのか飛び立とうとせず、田んぼの真ん中に座って羽を休めたり歩いて横断したりしていました。

ハクチョウは田んぼで虫やタニシを食べているとみられています。

平泉町農林振興課 鈴木友也主査

「サギなど(の野鳥)と違って体で稲をなぎ倒してしまう。それで稲をもう一度植え直さなければならないので農家は大変困っている」

平泉町では2022年からこの時期、北に帰らないハクチョウによる同じような被害が出ていて、2023年は4件の相談が寄せられています。
https://www.youtube.com/watch?v=332ztPfuKBI