◆米大リーグ アスレチックス3―6アストロズ(27日・オークランドコロシアム)

 アスレチックス・藤浪晋太郎投手(29)が27日(日本時間28日)、本拠地・アストロズ戦で3―6で3点を追う9回に6番手で登板。1イニングで11球(うちストライク6球)を投げ、無安打無失点の3者凡退で抑えた。無失点で抑えるのは12日(同13日)の敵地・ヤンキース戦以来4登板ぶりとなった。

 圧巻の投球だった。先頭のジュルクスは、99・6マイル(約160・3キロ)で三ゴロに打ち取ると、続くマルドナドも99・1マイル(約159・5キロ)で右飛。2死から、MVP受賞経験もあるアルテューベに対してはメジャー移籍後最速となる100・9マイル(約162・4キロ)をマークするなど、最後はスプリットで見逃し三振を奪った。4戦ぶりの無失点で防御率は12・24となった。

 前回登板の22日(同23日)、敵地・マリナーズ戦で2回40球を投げ、4三振を奪ったが、2安打2四死球で3失点。登板した試合では16、17日(同17、18日)の本拠地・ダイヤモンドバックス戦に続いて、3試合連続での失点となり、1勝5敗、防御率12・69となっていた。

 チームは7回まで1―2と1点差でアストロズに食らいついたが、8回に4点を失って完敗。泥沼10連敗で、10勝44敗となり、早くも借金は34となった。直近の2勝はいずれも延長戦での勝利。9イニングでは20試合連続で勝ちなしとなった。

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