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天国のお父さん、畑は私がよみがえらせます…農業高1年が決意を川柳に、コンテストで準グランプリ

「将来は 父亡き畑 かがやかす」−。鹿児島県阿久根市の鶴翔高校農業科学科1年の浜崎美幸さんが「第5回九州農高川柳コンテスト」で準グランプリに輝いた。3年前に亡くなった父幸貴さん(享年53歳)の畑を自らの手でよみがえらせるという決意を込めた。

 コンテストは農業機械メーカーのオーレック(福岡県)などが主催。九州内の農業系高校に通う6782人から応募があった。

 浜崎さんは、幸貴さんが畑で育てる野菜や果物を食べるのが大好きだったという。幸貴さんの死後、懸命に前を向き、再び畑を作物でいっぱいにしたいと同校に進学。川柳は農作業を手伝っていた頃を思い出し、言葉を紡いだ。

 農業の道に進むと改めて決めた浜崎さん。「受賞は驚いたが、もっと頑張ろうという気持ちが強くなった。父を超える畑にするのが目標」と話した。