健康不安説のベラルーシ・ルカシェンコ大統領 ロシア中銀総裁と会談
ベラルーシ大統領府は29日、健康状態が不安視されているルカシェンコ大統領がロシア中央銀行のナビウリナ総裁と会談したと伝えた。
大統領府によると、会談はベラルーシの首都ミンスクで開かれ、写真も公開された。政府関連のSNSアカウントでは動画で会談の様子を伝えた。
ルカシェンコ氏の健康状態に関しては27日にベラルーシの反対派指導者の1人、ワレリー・ツェプカロ氏がSNSで、ロシアのプーチン大統領との会合後、重篤な状態でモスクワの病院に運ばれたと投稿し、健康不安説が広がっていた。
ロシアやベラルーシの経済・政治にくわしい、北海道大学の服部倫卓教授によると、ルカシェンコ氏がベラルーシ国内でロシア中央銀行総裁と会談したことは、フェイクではないと考えられるという。「
少なくともルカシェンコ氏の動静が映像で確認できたということは、重篤状態であるという情報は打ち消されたのではないか。今後も文字だけでなく映像でも、ルカシェンコ氏の動静を注視していきたい」と話した。(藤原伸雄)
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