テレ朝、ジャニーズ性加害問題に見解 タレント起用に「変更はございません」 対応策の実施を注視

 テレビ朝日の定例社長会見が30日、都内の同局本社で行われ、ジャニーズ事務所の元所属タレントが告発した、創業者のジャニー喜多川前社長(2019年死去、享年87)の性加害問題について見解を示した。また、同局「サンデーLIVE!!」で同事務所のタレント・東山紀之が謝罪したことについて「打ち合わせの上」だったと説明した。

 同局の篠塚浩社長は、この問題について「性加害は決して許されるものではない」と主張。続けて、同事務所が今月26日に発表した「心のケア相談窓口の開設」「外部専門家による再発防止特別チームの設置」「社外取締役の就任」の対応策に言及し「ジャニーズ事務所が3つの対応策を示した。『外部専門家による再発防止特別チームの設置』がポイントだと思う。私としてはどういう形で実行されるか注視していく」と今後の姿勢を報告。また、「タレント起用に変更はございません」と、所属タレントの番組起用への影響はないと明かした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a16db08e96862d9e7f7ef9a19b1e2e3061ba951a

ジャニーズ性加害問題「タレントに罪はない」…テレビ局が相次ぎ擁護、“見て見ぬふり”の覚悟は?

ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏(故人)による性加害疑惑で、これまで同事務所と関わってきたテレビ局の上層部がこの問題について重い口を開き始めている。

 5月25日には、テレビ東京の石川一郎社長が定例会見で「タレントに罪や問題などがあるわけではない」「さまざまな形で活躍していただきたいと考えております」と発言。

 翌26日、フジテレビの大多亮専務も定例会見で「所属タレントの方々に問題があったわけでございませんので、番組について変えたり、それによって何か変更する予定はない」と説明し、変わらずジャニーズタレントを起用し続ける意向を示した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/70ce3b9641159b605dfa0918ee12b8ed17effc46