「『闇金ウシジマくん』作者が創り出す、50年代デザインの聖地」
|漫画家・真鍋昌平
4/9(日) 15:00配信
「裏社会」や「日本社会の闇」を描く、リアリティ溢れるストーリーが
魅力の漫画『闇金ウシジマくん』。その作者である真鍋昌平さんは、
独自の視点と情熱を織り込んだ作品で多くの人々の心を揺さぶっている。
【関連画像】「『闇金ウシジマくん』作者が創り出す、50年代デザインの
聖地」|漫画家・真鍋昌平
(※その他のインタビュー写真は【関連画像】を参照)
今回は真鍋さんが漫画作りで重視すること、創作活動を支える
隠れ家の存在、そして未来への展望について語ってもらった。
【プロフィール】漫画家 真鍋昌平
日本の漫画家。神奈川県茅ヶ崎市出身。代表作の『闇金ウシジマくん』は
単行本の累計発行部数2,100万部を誇り、老若男女に愛されている。
現在、ビッグコミックスピリッツで連載中の『九条の大罪』では、
法と正義の在り方を様々な角度から問いかける人間ドラマに
絶賛の声があがる。漫画家としてデビューして以来、苦境に立たされる
人間のリアルを描き続けている。
■ドラえもんに感動して始まった、漫画家デビューまでの軌跡
私には三つ上の兄がいて、手恷。虫さんのような大御所漫画家の
作品が家に揃ってました。自然な流れで漫画を読むようになり、
初めてドラえもんも読んだときめちゃくちゃ感動して、
「自分もこんな作品を作りたい!」と衝撃が走ったような
気持ちになりました。
漫画を描くようになったのは小学校の頃から。最初は模写をして、
その後はクラスメイトをキャラクターにして、ロボットと
戦うようなストーリーの漫画を描きました。それがクラスメイトたちに
好評で、「漫画家になれるかもしれない」という自信が持てたんです。
他に特別な才能があったわけではないので、やるしかないと。
将来の目標として『少年ジャンプ』で漫画家デビューしたいと
思っていましたが、ハードルが高すぎて上手くいかなかったんです。
当時は漫画家をやることがあまりカッコいいとは言われて
いなかった時代だったので、自信を失っていました。それから、
試行錯誤を重ねてパルコから出ているフリーペーパーの
『GOMES』という雑誌で賞を獲りました。そこが最初に表に出た瞬間です。
同時期に『月刊アフターヌーン』という雑誌で1000ページの枠があり、
「新人の漫画家が出やすい」と言われていたので、決め打ちして
投稿した結果、「憂鬱滑り台」でデビュー。21歳ぐらいで
担当編集者が付いて、現在に至るまで漫画を描いています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef0633681f8403e779a168cceae8b0e8aba63214