ブラジルの首都ブラジリアで30日、アルゼンチンやチリなど南米11か国の首脳らが参加した初めての会議が開かれました。
南米諸国の結束の強化を目的にルラ大統領が各国に呼びかけたもので、会議では地域の共通通貨の新設をはじめ、医療やインフラ整備の充実に向けた多国間の協議など10項目が提案されました。
また、前日の29日にはルラ大統領と反米左派を掲げるベネズエラのマドゥロ大統領が首脳会談を行い、アメリカがベネズエラに科す制裁の解除に向けて協力関係の強化を約束しました。
会談後、ルラ大統領は「嫌いだといって制裁を科すのは説明がつかない」と強調。
マドゥロ大統領も「世界の市場はドルが支配すべきものではない」との考えを示し、ともにアメリカの対応を批判しました。https://news.yahoo.co.jp/articles/91c3acbe76bed87e507409cc0d3842739362e31e