刑務所で生まれた米国の女性が、名門ハーバード大学に進学することになり、注目を集めている。

 25日、米テキサス州モンゴメリー郡のコンロー高校を学年3位の席次で卒業したオーロラ・スカイ・カストナーさん(18)で、18年前、母親がガルベストン郡刑務所に収監されていたため、そこで生まれた。

 その後、オーロラさんは双極性障害がある父親が引き取り、シングルファーザーとして彼女を育てたという。

 幼年期、経済的に貧困で、モンゴメリー郡内をあちこち転居した。が、小学校の教師らがオーロラさんの優れた資質に気が付き、彼女の教育を支援するために、地域のボランティアと生徒を結びつけるコンロー独立学区(CISD)の「プロジェクト・メンター・プログラム」に参加させたという。

 ハーバード大学に志願する際に提出したエッセーは「私は刑務所で生まれました」という書き出しで始まるものだったそうだ。選考の結果、オーロラさんは、全額奨学金を獲得してハーバード大学ロースクールに進学することになった。

 プロジェクトの指導員が地元紙にオーロラさんの感動的な物語を明らかにし、それを受けて米誌ピープルなども報じたため、全米で大きな話題となっている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/082d4f364b75fe6a7d18deb6a604db6a916becde
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