当時、古屋さんの監理団体には送り出し機関から営業の電話が頻繁にかかってきていた。古屋さんは、あらかじめ「接待は不要です」と何度も伝えて会社の経費で視察に訪れたが、ある送り出し機関のスタッフからこんな話を耳にしたという。

元監理団体担当者・古屋恭平さん
「日本から来る監理団体の中には、観光気分で来て食事や旅費、夜の女性のお店までも要求してくるとんでもない団体もあると聞きました。同じ日本人として恥ずかしいし、日本に対するイメージを悪くしているのではないか」

(中略)

技能実習生の多くは、母国の送り出し機関に数十万円の手数料を支払うために多額の借金を抱えて来日する。日本人への接待費用やキックバックはこうした手数料から支払われる。重い負担を強いられるのは、外国人実習生だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/31a003f348bc3e3544114194bfb57292f768b9aa