「Meta Quest 3」発表 新チップ搭載、カラーパススルーでMRにも対応 7万4800円で秋に発売

米Metaが新型VRヘッドセット「Meta Quest 3」を発表した。2023年秋にローンチ予定という。新チップを採用し、ビデオパススルーに対応。MR用途でも利用できる。
価格は128GBモデルで7万4800円(米国は税別499ドル)。

 Meta Quest 3は、Qulacommと共同で開発した次世代Snapdragonチップを初めて搭載。Meta Quest 2で採用していたチップと比べて、GPU性能が2倍以上に向上しているという。
また、2つの400万画素RGBカラーカメラ、深度センサーを採用し、Quest 2と比較して10倍以上の画素数を実現するカラーパススルーに対応した(Quest 2のパススルー機能はモノクロ限定)。

 レンズの光学設計を刷新し、Quest 2と比べて40%スリム化。本体の厚みも抑えた。Quest 3の「Touch Plus」コントローラーは、トラッキング技術が進化。
外側のトラッキングがなくなり、手の延長のように自然に使えるという。また、コントローラーに「TruTouchハプティクス」を採用。
セルフトラッキング方式の「Meta Quest Pro Touch Proコントローラー」にアップグレードすることもできる。

 物理世界と仮想世界をシームレスに融合するMR技術「Meta Reality」により、物理空間にあるオブジェクトを認識し、自然で直感的な方法で操作可能。
キッチンテーブルの上で「デメオ: ダンジョン アドベンチャー」のボードゲームをプレイしたり、「Painting VR」でリビングルームに自身の作品を飾ったりできるという。

https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2306/02/news075.html
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前面に2つのRGBセンサー、深度センサーを採用
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光学設計を見直して本体はスリムに
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「Touch Plus」コントローラー
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