漁船が転覆、兵庫・淡路島沖 乗船の男性漁師1人が別の漁船に救出される

 3日午前7時ごろ、兵庫県淡路市江井の江井漁港の沖合約5・5キロで、船曳網漁をしていた漁船1隻(育波漁業協同組合所属)が転覆する事故があった。40代の男性漁師1人が乗船していたが、近くを航行中の別の漁船が救出しけがはなかった。

 神戸海上保安部によると漁船は午前4時ごろ、江井漁港から北東約10キロの位置にある育波漁港を出発。当時は2隻で一つの網を引く「2艘曳き」と呼ばれる漁法で、船団操業していたという。その後、左に向かって進行方向を変えようとしたところ、風や潮の流れなどから船内に海水が入り込み、転覆したとみられる。

 男性は操縦室から自力で抜け出した。事故による油の流出は確認されておらず、同保安部は当時の詳しい状況などを調べている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/46c264c21702ea04d929f84e9ac50b91f0727976