死傷者の36%は中高生・高校生のほとんどがヘルメットをかぶっていない現状…自転車事故防止呼びかけ  全国一斉指導取り締まり【山形発】

自転車の利用者に対する全国一斉の指導取り締まりが山形でも5月30日に行われた。自転車の事故は、学校生活に慣れてくる、これからの時期に増える傾向があり注意が必要。

警察官:ヘルメットは命を守るものなので、着用よろしくお願いします

全国一斉取り締まりは、自転車の交通事故防止を呼びかけようと、毎年この時期に行われていて、県内では自転車に乗る人が多い18カ所が対象となった。

県警によると、県内で過去5年間に起きた自転車の事故は、6月に234件と最も多く発生していて、学校生活への「慣れ」が背景にあるとみられている。

また、死傷者全体の36%を中学生と高校生が占めるのも特徴だ。

特に死傷者がヘルメットを着用していた割合を見ると、中学生までは50%を超えているが、高校生は1.2%と低く、30日も街頭に立つ警察官がヘルメットを着用するよう呼びかけていた。

天童警察署・佐東恒輔交通課長:高校生のほとんどがヘルメットをかぶっていない現状があり、交通ルールについてもまだまだ浸透していない状況があったので、取り締まり・広報啓発活動を進めていきたい
県内18カ所で行った一斉取り締まりのうち、天童警察署では「一時停止違反」など7件について指導した。県警は秋にも一斉取り締まりを行い、ヘルメットの着用や交通ルールの徹底を図る方針。

https://www.fnn.jp/articles/-/535549

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