「WWDC23」でAppleは何を発表する? VR/ARヘッドセットは確実か iOS 17はサイドローディングに対応?
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ad2f6245a828dc65123c40784d352da234fd374

 米Appleは6月5日~9日(現地時間)、年次開発者会議「WWDC23」を開催します。WWDCの基調講演では、毎年新サービスや新製品が多数発表されており、Apple好き、そしてガジェット好きの人にとっても注目のイベントとなっています。

 新しいiOSや15型のMacBook Air、そしてApple初のARヘッドセットなど、いくつかの情報やうわさなど出てきています。イベント直前ではありますが、WWDC23で何が発表され何が発表されないのか、これまでのリーク情報やうわさなどからいくつか予想してみました。

iOS 17/iPadOS 17、watchOS 10、macOS 14

 WWDCでiOSやiPadOS、macOSの新バージョンが発表されるのは恒例となっており、今年もこれに関する発表があるはずです。

 といっても、いまのところ目立ったうわさや情報は出ておらず、従来バージョンから大きな変更はないものと考えられます。1点気になることがあるとすると、App Store以外からダウンロードされたアプリをインストール可能にするサイドローディングに対応するかどうかということ。

 EUでは、2022年11月にデジタル市場法(DMA)が発効。DMAでは、「ゲートキーパー」と呼ぶ大手ハイテク企業に対して、自社サービスやプラットフォームを、他社や開発者に開放することを義務付けています。まだゲートキーパー対象の企業は指定されていませんが(これは2023年9月6日までに行われる予定)、Appleが指定されるのはまず間違いないと考えられます。この場合、AppleにはApp Store以外からのアプリのインストールを認めるよう強制される可能性が指摘されています。

 このため、Appleの情報に詳しいBloombergのMark Gurma氏は、iOS 17ではサイドローディングに対応する可能性があると予想。ただし、DMAがあるEUでのみ有効にするだろうとのことです。なお、日本でもApp Store以外からのインストールを認めるようAppleに義務付ける法案が検討されており、もし成立すれば日本も対象となるかもしれません。