危険! “撮り鉄”3人が線路脇で… 人気の寝台特急「カシオペア」緊急停止 栃木県
2023年6月5日 20時7分

栃木県矢板市で3日午後、人気の「寝台特急カシオペア」がけたたましい警笛を鳴らし、緊急停止する様子をカメラが捉えました。そこには、敷地内に侵入し、線路のすぐ脇で危険な撮影をしていた3人の“撮り鉄”の姿が映っていました。

   ◇

栃木県矢板市で3日午後6時ごろ、けたたましい警笛を鳴らして走る列車は、JR東日本の「寝台特急カシオペア」です。

警笛を鳴らしたわけは、車両すぐ脇にいる3人。カメラを構えて列車を狙う“撮り鉄”です。映像をよく見ると、他の撮り鉄は少し離れた場所にいましたが、3人は線路のすぐ脇にいました。

JR東日本によると、3人は敷地に侵入して撮影していたといいます。列車は緊急停止し、14分の遅れが出る事態になりました。

“危険な撮影”をしていた当の3人は一目散にその場を離れ、茂みの中へと逃げる姿がカメラに映っていました。

現場は栃木県北部の矢板市。蒲須坂駅と片岡駅の間、周囲に田園が広がる、言わずと知れた“鉄道撮影スポット”の1つです。7年ほど前に定期運行を終えた「カシオペア」は、この時期は週に1度しか運転する姿を見ることができません。

撮影者によると、この日は50人ほどの撮り鉄が集まっていたということです。マナーを守る人がいる中で、自分勝手な“迷惑行為”をする撮り鉄もいます。

この事態に、警察は防犯メールで「悪質な鉄道写真撮影者を見たら通報を!!」と“異例”の呼びかけを行いました。

JR東日本は“迷惑撮影”について「線路などの鉄道用地や私有地に入っての撮影は絶対におやめいただきたい」とコメントしています。

https://news.livedoor.com/article/detail/24371730/