おととし、山梨県内の小屋で18歳の女子高校生の遺体が見つかり、群馬県の夫婦が殺人の罪などに問われている事件の裁判で、夫は殺害の動機について、「被害者が別の男性と仲よくするのではないかという嫉妬もあった」などと述べました。

群馬県渋川市の小森章平被告(29)と妻の和美被告(30)はおととし8月、章平被告がSNSで知り合った都内に住む高校3年の女子生徒(18)を誘拐し、山梨県内の小屋で殺害した罪などに問われています。

これまでの裁判で、2人はいずれも起訴内容を認めていて、検察側は冒頭陳述で夫の章平被告が被害者から距離を取られるようになったことを逆恨みして犯行に及んだと指摘していました。

きょう東京地裁で開かれた被告人質問で、章平被告は「自分がやったことについて自分自身情けないと思うと同時に、被害者や遺族に悲しい思い、つらい思いをさせてしまった」と述べました。

検察側から「なぜ殺害しようと思ったのか」と聞かれると、章平被告は「東京に帰すと被害者が別の男性と仲よくするのではないかという嫉妬もあった」などと供述しました。

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