新種の古代肉食動物の化石を定説覆す場所で発見、史上最悪の「大量絶滅」逃れようと大移動か
6/6(火) 17:37配信
ナショナル ジオグラフィック日本版
ロシアでしか見つからないと思われたイノストランケビア、約2.5億年前の混乱の時代が浮き彫りに
先史時代の南アフリカに生息していた捕食者イノストランケビアが、仕留めた獲物に寄ってきた小型の動物を威嚇する様子の復元図。ペルム紀末の捕食者の急激な入れ替わりから、長期にわたって続いた大量絶滅の詳細が見えてきた。(MATT CELESKEY)
イノストランケビアは、アメリカクロクマほどの大きさで、サーベル状の犬歯をもつ単弓類(爬虫類のような特徴を持つ、哺乳類の祖先)だ。最初に見つかったのは、ロシア北部の2億5300万年以上前の岩石の中からだった。しかし、古生物学者たちは最近、ロシアから1万kmほども離れた南アフリカ共和国のカルー盆地という乾燥地帯でイノストランケビアの化石を発見した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/38d7bf1f842ffda4c3fb2a4f2a17a0be0857ff94