教授からの性暴力、周囲は見て見ぬふり 生まれた同性への嫌悪感 [子どもへの性暴力] [フォーラム]：朝日新聞デジタル
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バスや乗り物など人混みの中に入るとパニック障害の発作が起こるという男性（真ん中）。大学卒業後はアルバイトをしていた時期もあったが、体調が不安定で今は無職だ=2023年5月10日、東京都、大久保真紀撮影
「男性の性被害は認識されない。周囲の人たちもだれも助けてくれなかった」。九州から東京の大学に進み、美術を学んだ男性（27）は18歳のときに受けた性被害を振り返る。
大学1年の12月23日。研究室の忘年会が構内であった。自分の指導教官と教授、7～8人の学生が、買ってきた食材を使って作った鍋を囲んだ。
用事があって1時間以上遅れて研究室に入ると、かなり酔っていた教授が抱きついてきた。
【連載】子どもへの性暴力
朝日新聞デジタルでは3月に、「子どもへの性暴力」第8部として未成年の男子が受ける性被害について取り上げました。最近はジャニーズ事務所の問題でも関心が高まっています。企画やアンケートに寄せられた声から、男の子の性被害がはらむ問題や社会の課題について考えます。今回はその2回目です。3回目は7日配信予定です。
■見ているのに、笑う先輩たち…
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