ウクライナ南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所ダム決壊による洪水は7日、下流の被害を拡大させた
ウクライナ当局は4万人以上が洪水の危険にさらされ、1万7000人以上が避難したとしている。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は6日の記者会見で、発電所を占拠するロシア軍が爆破したと非難し、国際刑事裁判所(ICC)に捜査を要請する方針を表明した。

ゼレンスキー氏は7日、自身のSNSでダムの破壊について、「完全に意図的なもの」と改めて非難し、「何十万人もの人々が飲料水を正常に入手できずに放置されている」と訴えた。

米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官は6日の記者会見でダム決壊の原因の特定は避けつつ、「初期の報告では、多数の死者が出ているようだ」とも語った。
米CNNは6日、ウクライナ軍部隊が複数の露軍兵士が流されるのを目撃したと報じた。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20230607-OYT1T50188/