【ワクチンの数がまわってこない】コロナ「5類移行」1か月、現状は?

新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類」に移行し、8日で1か月です。感染者数やワクチンは今どういう状況なのでしょうか。

広島市安佐南区の診療所です。新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類」に変わった後も、発熱患者の感染が判明しているといいます。

■堀江内科小児科医院 堀江正憲 院長
「(診療所では)感染者が毎週のように数名ありますので、一向にゼロにならないので。2類から5類に変わったからといって、病気自身は変わっていないと理解してほしい。」

県内では先週、1つの医療機関あたり3.07人の感染者を確認しています。

今年に入り感染者数は減少。3月以降は横ばいが続いていましたが、先週はやや増加しました。
広島県内では5月から65歳以上の高齢者などを対象としたワクチン接種が始まっています。
しかし、この診療所ではファイザー製が不足しており、60人ほどが接種を待っているといいます。

■堀江内科小児科医院 堀江正憲 院長
「ワクチンの数がまわってこないと、次の方に予約を入れられないという状態で、予約待ちというか、順番待ちということになってますね。」

県は、ファイザー製とモデルナ製両方の接種を呼びかけています。

■県感染症・疾病管理センター 西川英樹政策監
「ファイザーのワクチンのほうが少ないということもあって、モデルナのほうが余裕がありますので、どちらも効果は変わらないと聞いていますので、接種のほう、よろしくお願いしたいと思います。」

コロナ禍から戻りつつある日常生活。一方で基本的な感染対策は今も求められています。
【2023年6月8日放送】
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea2aa01c201418a83f9197bdf4ff4c7ac0c33da6

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