捕鯨国アイスランド、反対派が過半数に 世論調査

【レイキャビク(アイスランド)AFP=時事】ノルウェー、日本と並び商業捕鯨が許可されているアイスランドの最新の世論調査で、捕鯨反対派が過半数となった。≪写真はアイスランドの首都レイキャビク近海でナガスクジラを運ぶ捕鯨船〈資料写真〉≫
 アイスランドの捕鯨反対派は、4年前の世論調査の42%から51%に増加した。一方、捕鯨賛成派は同32%から29%と減少した。
 年齢層別で最も反対が多いのは18~29歳、最も賛成が多いのは60歳以上の世代だった。またどの年齢層でも、女性より男性に賛成派が多かった。
 アイスランドの昨年の捕獲実績は148頭。同国は2024年以降、商業捕鯨枠の設定を中止する方針を非公式に明らかにしている。
 鯨肉の最大市場である日本は19年、約30年ぶりに商業捕鯨を再開。アイスランドから輸入する必要性は大幅に減っている。

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