沖縄県警は8日、県内の小学校で昨年6月に支援対象の女子児童にわいせつな行為をしたとして、当時児童相談所の児童福祉司だった県職員の被告の男(32)=八重瀬町=を強制わいせつの疑いで再逮捕した。捜査関係者によると、「申し訳ないことをした」などと容疑を認めているという。

被告はことし3月の同じ女児に対する強制わいせつの容疑で逮捕、起訴されている。

 再逮捕容疑は昨年6月ごろ、県内の小学校の一室で、女児が13歳未満だと知りながら面談中に自身の下腹部を触らせるなどわいせつな行為をした疑い。捜査関係者によると、「ゲーム」の一環と信じ込ませていたという。

 県によると、被告は昨年度、児童47人の支援業務を担当した。県警はこれまでの調べで他の児童の被害は確認しておらず、被害女児を狙った犯行とみている。

 県子ども生活福祉部の宮平道子部長は「あってはならない事態が再び判明し、被害にあった児童や家族に深くおわび申し上げる」とコメントした。

同部の担当者は、女児の被害に気付けなかった理由に「面談は児童のプライバシーに留意して行っているため、犯罪防止の観点はなかった」ことを挙げ、「面談の環境を検討し再発防止に努める」と語った。

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