マリオ映画、アナ雪超え世界興収2位 世界観にこだわり
2023年6月10日 9時0分 産経新聞

アニメ映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が空前の大ヒットを記録している。

 今月1日には世界興行収入が12億8800万ドル(約1800億円)に達し、2013年の「アナと雪の女王」を超え、アニメ映画の世界興行収入歴代2位に浮上。国内でも100億円を突破した。マリオの?生みの親?が制作に携わり、原作の世界観を生かした映画作りにこだわったことが、大ヒットへとつながった。

マリオというキャラクターは、約40年前に任天堂代表取締役フェローの宮本茂氏によって生み出された。1985年の「スーパーマリオブラザーズ」を筆頭に、ファミリーコンピュータから最新のニンテンドースイッチまで、家庭用ゲーム機で数多くの作品が発売され、幅広い世代がマリオに親しんできた。

「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」は、そんなマリオとともに育ってきた子供から大人までをターゲットにしており、同社の担当者は「家族3世代が楽しめる映画を目指した」と話す。実はマリオは93年にハリウッドで実写化されたが、作品の雰囲気はゲームと大きく異なっており、評判は芳しくなかった。そのため今回は徹底的に「マリオらしさ」にこだわっており、宮本氏がプロデューサーの一人として制作に携わり、約6年をかけて完成させた。

https://news.livedoor.com/article/detail/24400647/