「黒死病以来の人口減か」世界的な出生率低下を英誌が警告

https://news.yahoo.co.jp/articles/4bee6695b85d26c5a1a65ecea82aaeb969b0af54

表紙に描かれたのは「すべり台」だ。しかし、それは地面に届いていない……。出生率低下がもたらす前途多難な未来を象徴している。

「流動的知性」が失われる…
見出しには大きな文字で“THE BABY-BUST ECONOMY”と書かれた──これは「著しく出生率が低下した経済」という意味だ。

今週の「エコノミスト」誌が取りあげたのは、世界規模で進む出生率の低下。産業革命から約250年、人口は爆発的に増えてきたが、今世紀末には「黒死病の流行以来、初めて地球上の人口が減少する可能性がある」と報じている。

これまで少子高齢化が懸念されてきたのは日本やイタリアなど、一部の先進国だった。しかし、いまではブラジル、メキシコ、タイでも高齢化は進む。アフリカですら出生率が急激に下がっていると同誌は報じている。