素人シニアYouTuber急増、しかもジワリ人気のワケ “ひとり暮らし”動画で100万回再生も(日刊ゲンダイDIGITAL)
https://news.yahoo.co.jp/articles/2387eef1be7b5796231d25e46baccf9a53804a9d

シニアユーチューバーが人気らしい。

超有名どころでは、1930年生まれのおばあちゃんゲーマーによる「Gamer Grandma」は、チャンネル登録者数56万人超。1947年生まれのおじいちゃん水彩画講師による「Watercolor by Shibasaki」に至っては166万人超だ。

「この2人はメディアにもちょくちょく取り上げられていますが、最近はごくごく普通のシニアの“ひとり暮らし”動画がひそかに人気ですね。年金生活の節約の知恵とかシングルマザーで子育てに苦労したとか、どこにでもありそうな話がウケている。登録者数は数万人なのに再生回数が100万回と大バズりの動画もある。裾野が広がっています」(IT系メディアデスク)

ユーチューブで「シニア」「ひとり暮らし」で検索したら関連動画がズラッ! 中には「【60代一人暮らし】YouTubeからお金を頂くようになり人生が変わりました」なんて、シニアでなくても気になるタイトルの動画も。中身は見てのお楽しみとして、「気楽に始めるシニアが、この1年ぐらいで増えているようです」。ITジャーナリストの井上トシユキ氏がこう言う。

「ゲームアプリを独学で開発した若宮正子さんの『バッターボックスに立つ87歳』のCMも人気を加速させたように思います。自分のこれまで培ってきた生活の知恵とかコツを配信し、誰かに見てもらえればいいぐらいの軽いノリで始めたら、予想外にバズって……そもそもユーチューブは、素人の小ネタや内緒話をこっそり見る“裏回線”だったはずです。迷惑系とかテレビのバラエティー番組と大差ない騒がしい動画にうんざりしている視聴者も、シニアユーチューバーのリアルな動画に“原点回帰”しているのかもしれません」

2ちゃんねる(現5ちゃんねる)が開設されたのが1999年、日本でユーチューブが始まったのが2007年。草創期から“裏モノ”好きだった当時の20代、30代も、もう中高年。シニア動画の需要が高まっても不思議じゃない。

「シニアユーチューバーの、のんびりした動画に癒やされるっていうのもありますね。ユーチューブによる収益が減ったといわれますけど、10万回再生されれば数千円にはなる。それで十分というシニアのガツガツしていない感じもいい」とは前出のIT系メディアデスクだ。

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