大阪市 議員定数11削減
山中議員「議席は市民のもの」
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik23/2023-06-10/2023061004_01_0.html
大阪市議会本会議が9日開かれ、現行の議員定数81を「11減」するための「大阪市会議員定数及び各選挙区選出数に関する条例の一部を改正する条例案」が、
維新・公明・自.民により共同提案され、委員会付託を省略し、賛成多数で可決されました。日本共産党の山中智子議員が反対討論に立ちました。

山中氏は、二元代表制のもとで、地方議会の議員が、住民の意思を市政に反映させるパイプ役であると同時に、行政の長や執行機関の独断や暴走をチェックし
防ぐ重要な役割があると指摘。「大阪市は現状でも、政令市の中で議員数が少ない。
『身を切る』と称して、これほどの削減を強行することは、議会制民主主義の重大な後退を招くとともに、市民と市政をつなぐパイプを細めるものにほかならない」と力説しました。

また、「定数の14%に当たる11人も削減し、4月の選挙直後のこの時期に、まともな議論もなく極めて拙速に、極めて乱暴に、4年後の定数を決めるのは到底認められない」と強調。
「議会の議席は、議員の身分とか特権ではなく、市民の代弁者としての役割であり、市民のもの。
その市民に知らせることなく、市民が声を上げる十分な時間も機会もなく強行することに強く抗議する」と訴えました。