浜田防衛相 北朝鮮「衛星」破壊措置命令を延長 迎撃態勢維持
2023年6月11日 14時52分

北朝鮮が「人工衛星」を打ち上げると予告していた期間は11日午前0時で終了しましたが、浜田防衛大臣は、弾道ミサイルなどが日本の領域に落下する事態に備え、自衛隊への「破壊措置命令」を当面、延長し、迎撃できる態勢を維持するよう命じました。

北朝鮮による「人工衛星」の打ち上げ計画の通報を受けて、浜田防衛大臣が先月29日に自衛隊に出した「破壊措置命令」は11日いっぱいが期限となっています。

北朝鮮が打ち上げを予告していた期間は11日午前0時で終了したものの、2回目の打ち上げを可及的速やかに行うとしていることを踏まえ、浜田防衛大臣は11日午後、「破壊措置命令」を当面、延長し、日本の領域に落下する弾道ミサイルなどを迎撃できる態勢を維持するよう自衛隊に命じました。

命令の延長を受けて、東シナ海に展開する海上自衛隊のイージス艦や沖縄県内に展開している地上配備型の迎撃ミサイル「PAC3」の部隊は、引き続き、態勢を維持して警戒監視にあたることにしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230611/k10014096341000.html