4年ぶりエルニーニョ発生 日本は冷夏、不作に
https://www.sankei.com/article/20230609-BGIUCFXKANKGFCFLSDERV25UTY/

酷暑や豪雨、干魃(かんばつ)など、世界各地の異常気象の原因とされるエルニーニョ現象が4年ぶりに発生した。日本では冷夏になることが多いとされ、日照不足で農作物が不作になったケースも。今夏はラニーニャ現象の名残で暑くなりそうだが、今後、日本にも影響が出てくる可能性がある。

夏にエルニーニョ現象が発生したのは平成27年以来で、その時、西日本では日照時間が少なくなり冷夏となった。また、冬は暖かく、梅雨明けが遅くなる傾向もある。台風は発生位置が南東にずれ、夏に中心気圧が低く、秋に寿命が長くなりやすい。

気象庁によると、今回は、昭和24年以降で月の平均海面水温差が最大3・6度と最も高く「スーパーエルニーニョ」と呼ばれた平成9年春〜10年夏に匹敵するほど赤道域の海水に熱量があるという。