その過程で捜査1課の刑事たちは、猿之助周辺の関係者に対して慎重に事情聴取を重ねてきた。別の捜査幹部が声を潜めて語る。

「猿之助は複数の人間に手を出していましたが、実はその中には未成年者が含まれていたという情報がある。しかも被害に遭ったのはローティーンで、その親は“まだ判断力も乏しい子どもになんてことをしてくれたのか”と強い被害感情をあらわにしているという話です。現時点で被害届こそ提出されていませんが、今後、出させる可能性は十分にあります」

 社会が性加害の問題に厳しい目を向けている世相を背景に、捜査員の間にも「放置していい問題ではない」という空気が醸成されており、

「最終的には警察上層部の判断になるものの、強制わいせつ罪ないし、強制性交罪での立件も視野に入れ慎重に捜査を続けている」

 と、この関係者は言うのだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2175173417cbbb7ed24651cd128d363985e4194c?page=3