特殊詐欺グループがだまし取った電子マネーを転売してマネーロンダリング(資金洗浄)したとして、大阪府警は12日、コンサルタント会社「トリニティ」(大阪市中央区)社長の今西利行容疑者(41)と男性社員(34)を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益の仮装)の疑いで逮捕した。この会社は自社が運営するサイトを通じて十数億円分の電子マネーを買い取っていたといい、府警が全容解明を進める。

 逮捕容疑は2022年6~7月、詐取された電子マネーと知りながら、氏名不詳の者から360万円分を11回にわたって買い取り、領収書などを作成して正当な取引を装ったとしている。2人は「犯罪収益とは知らなかった」と容疑を否認しているという。

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