https://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20230612/3020015542.html
昨年度 障害者の就職率が4年ぶりに増加
昨年度、県内のハローワークを通じて就職した障害者は、
のべ1239人と2年連続の増加となりました。
また、就職率も51.1パーセントと4年ぶりに増加しました。
石川労働局によりますと、昨年度、県内のハローワークを通じて就職した障害者はのべ1239人と、前の年度を38人上回り2年連続の増加となりました。
また、就職を希望した人のうち職に就けた人の割合を示す就職率は51.1パーセントと、前の年度を2.5ポイント上回り4年ぶりの増加となりました。
石川労働局は、増加となった要因について、新型コロナの感染状況が落ち着き、企業の採用活動が活発化したためとみています。
就職先の内訳は、「医療・福祉」が最も多くのべ422人、「製造業」が207人、「卸売・小売業」が152人などとなっています。
一方で、求人に対し求職者数が年々増加傾向にあることから、就職率は過去10年で最も高かった平成27年度の64.6パーセントと比べて10ポイントあまり低くなっています。
石川労働局は「今後、障害者の法定雇用率が段階的に引き上げられるので、関係機関と連携して企業への周知などを行い、障害者雇用を推進していきたい」としています。