日本ではサッカー日本女子代表、通称・なでしこジャパンが優勝したW杯として記憶に残っている人も多い2011年FIFA女子ワールドカップに出場したスウェーデンの選手が、自分が女性であることを証明するために下着を下ろして性器を見せなければならなかったことを明かしました。
Sveriges landslag fick sina könsorgan kontrollerade inför fotbolls-VM
https://www.aftonbladet.se/sportbladet/a/8JzvXr/sveriges-landslag-fick-sina-konsorgan-kontrollerade-infor-fotbolls-vm
Sweden players had to show their genitalia at 2011 Women’s World Cup, says Nilla Fischer | Women's football | The Guardian
https://www.theguardian.com/football/2023/jun/12/sweden-players-had-to-show-their-genitalia-at-2011-womens-world-cup-says-nilla-fischer
2011年にドイツで開催されたFIFA女子ワールドカップでは、「赤道ギニア代表の選手に3人の男性が含まれている」という疑惑でナイジェリア、南アフリカ、ガーナが抗議したため、性別検査が実施されることになったとのこと。当時の様子について、スウェーデン代表選手のひとりだったニラ・フィッシャー氏は、自著「I Didn't Even Say Half Of It」の中で、「数日間は『あそこ』の毛をそってはならない」と言われ、医師に自分の性器を見せることになったと暴露しました。
選手らは毛の処理についての指示や屈辱的な検査に納得していませんでしたが、ワールドカップでプレーする機会を失うことはなんとしても避けなければならなかったため、「どんなに嫌な思いをしても、どんなに屈辱的な思いをしても、やり遂げなければなりませんでした」と、フィッシャー氏は振り返っています。
フィッシャー氏はさらに、スウェーデンの新聞・Aftonbladetのインタビューに応えて、性別検査の当日様子についてさらに詳述しています。フィッシャー氏は「私は自分が何をしなければならないかを悟り、素早くトレーニングパンツと下着を一緒に下ろしました。すると、理学療法士が『うん』をうなずき、玄関に背を向けて立っている医師に目配せします。そして、医師はメモを取ってから廊下に出て、隣の部屋のドアをノックしました」と話しました。
最終的に、スウェーデン代表が全員チェックを受け、性器を露出させられることになりました。こうして初めて、チームドクターはスウェーデン女子サッカー代表チームが女性だけで構成されているという書類に署名することができたとのこと。
どんな気持ちだったか尋ねられたフィッシャー氏は、「チーム内はとても安全な環境でしたので、検査を行うには最高の環境だったのでしょう。しかし、極めて奇妙な状況であり、全体的に快適な方法とはいえませんでした」とコメントしています。https://news.livedoor.com/article/detail/24418476/
https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/1/8/182b3_88_34a07cd8e6d34316a3d9393b911be8cd.jpg