2023年4月、静岡県熱海市の高級な宿泊施設を狙い、無銭宿泊をしていた男が逮捕された事件で、男は関西や箱根などの高級宿泊施設でも同様の犯行を繰り返していたことが分かりました。被害額は総計で250万円に及ぶということです。
この事件は、23年4月7日から9日にかけて、福岡市に住む無職の男(24)が熱海市内の高級リゾートホテルに宿泊したものの、宿泊代金約11万円を支払わず詐欺の疑いで逮捕されていたものです。
警察が調べたところ、男は、京都や奈良などの関西地区や箱根などでも高級な宿泊施設を狙い、合わせて約20件の犯行を繰り返していたということです。
いずれも犯行の手口は宿泊代金が後払いの施設を選んで宿泊し、朝食を食べた後、チェックアウトの間に逃走するというもので、男は食事やマッサージのサービスも受けていたということです。
熱海市内では4施設が被害に遭っていて、警察が防犯カメラなどから男の特徴を市内の宿泊施設に伝え、逮捕に至りました。
取り調べに対し男は家出をしたものの途中で金がなくなり、「どうせ泊まるなら高級な所に泊まろう」と犯行に及んだと供述しています。
被害額は250万円に及びますが、支払われなかった代金は親がすべて肩代わりしたということです。
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