「皆勤賞」廃止相次ぐ 学校休んで旅行あり? なし? 

学校を欠席しなかった子どもを表彰する「皆勤賞」を廃止する学校が増えている。
取材すると、学校そして親の心の変化が見えてきた。

取材班が向かったのは、兵庫・神戸市にある中高一貫の私立の女子高。
この学校は、段階的に皆勤賞を廃止した。校長は、皆勤賞を廃止した経緯について、
次のように説明した。

この高校から併設する大学に進学する際、皆勤賞は評価されるポイントだった。
しかし、大学側から「社会の実情にそぐわない」と指摘を受け、廃止に至ったという。

学校を休むことの考え方が大きく変わる中、学校版の有給休暇も登場している。
学校を休んで家族と旅行に行くのは、ありか、なしか、街で聞いてみた。

“アリ”派(10代)「ありです。小学校の時に、家族でディズニーランド行く時に休んだ」
“アリ”派(30代)「子どもは休みでも、親は仕事のこともある。行ける時に家族と行けば、一番いい」

“ナシ”派(70代)「なしです。『なんでも休んでもいいんだ』ってなる。嫌なことは逃げるとか、
そういうことにつながるのでは」

50人に聞いたところ、学校を休んで家族旅行に行くことを「あり」と答えたのが40人、
「なし」が10人だった。休まないことが美徳という価値観が、大きく変わろうとしている。
https://www.fnn.jp/articles/-/543674