秀吉の正室・ねねゆかりの染織品を後世に 京都・高台寺が本格修理
豊臣秀吉の正室、北政所(きたのまんどころ)ねねが建立した高台寺(京都市東山区)が、ゆかりの品とされる敷物「打敷(うちしき)」12枚を修理、色鮮やかな染織品を後世に伝えようと取り組んでいる。
ねねの「400年遠忌」に当たる2024年に全ての修理を終える計画で、奥村紹仲(じょうちゅう)執事長は「ねね様とのご縁を感じる。記念行事として12枚を公開できれば」と話す。
打敷は、仏前で卓上にかけたり敷いたりして香炉や燭台(しょくだい)といった仏具を載せる敷物。高貴な女性の小袖(着物)を仕立て直し奉納されたと伝わる。
https://mainichi.jp/articles/20230617/k00/00m/040/057000c
修理を終え、報道陣に公開された「打敷」=京都市の高台寺で5月
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