【ロンドン時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、侵攻を続けるロシアとの和平交渉について「ウクライナ領からのロシア軍の完全撤退」が実現した後でのみ可能だとの考えを改めて主張した。和平仲介に向けて首都キーウ(キエフ)入りしたアフリカの使節団と会談後、記者会見で語った。
 南アフリカのラマポーザ大統領らアフリカ7カ国の首脳・政府代表で構成する使節団は、会談でロシア軍後退や対ロシア制裁緩和などを盛り込んだ和平案をゼレンスキー氏に提示したとみられる。17日にはロシアのサンクトペテルブルクに向かい、プーチン大統領と面会する。

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