ウガンダで学校襲撃 生徒ら約40人死亡、拉致も イスラム過激派か
ウガンダ西部カセセ県の学生寮付き中等学校が16日夜、イスラム過激派「民主同盟軍(ADF)」とみられる集団に襲撃され、生徒ら約40人が死亡、8人が重傷を負った。英BBCが報じた。犠牲者の多くは寮にいた生徒で、さらに複数の女子生徒たちが拉致されたという。
地元当局は、襲撃犯が数キロ離れた隣国コンゴ民主共和国へと逃げ込んだとみて行方を追っている。
報道によると、襲撃があったのは16日午後11時半ごろ。集団は学生寮に火を放ち、食料庫を略奪したという。同校には約60人が在籍しており、大半が学生寮で暮らしていたという。
公安調査庁によると、ADFは1995年ごろにウガンダで発足。2000年代に入ってウガンダ軍の掃討作戦を受け、国境を越えてコンゴ側に逃亡。その後、コンゴ側を拠点に両国で襲撃を繰り返している。
21年には米国務省が「外国テロ組織」に指定。イスラム国(IS)の関係組織だと指摘している。
https://www.asahi.com/articles/ASR6K6H29R6KUHBI01Y.html