磐田市は市民の“幸福感”を測るための独自の指標を策定するため、静岡産業大学と研究を始めることになりました。
策定後は政策の立案などに活用していく方針です。 市民の“幸福感”を測る指標をめぐっては、デジタル庁が地域の幸福度、「ウェルビーイング指標」を公開し、自治体に対し活用を促しています。 磐田市によりますと、このデジタル庁の指標を参考に、地域に即した市独自の指標を策定するために静岡産業大学と共同研究を行うことになったということです。 共同研究は都市社会工学が専門の岩本武範准教授と市の若手職員がチームをつくって進められます。
具体的には、公園や病院の数などのデータを分析することで市の現状や特性を客観的に把握するとともに、市民へのアンケートを通じて主観的な“幸福感”も分析して数値化することにしています。
研究チームでは、ことし10月ごろまでに指標の案を示すことにしていて、策定後、市では、指標を政策の立案や総合計画の策定に活用していく方針です。 磐田市の草地博昭市長は「市民の幸福感を数値化し市の目標にできるものは生かしていきたい」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20230619/3030020555.html